幸せの共有

2011年4月26日 第3章
今日は会社を休んだ。
それには理由が2つ。

1つは会社に行きたくなかった。
今日は会社にてこの半年間の評価を受ける日だる。
私の評価は最低ランク。それはそうだなーんにもしていないのだから。
自分でもわかっている。でも上から言われるのが怖かった。
そう怖かったのだ。だから布団から出れなかった。
ずーとうずくまっていた。言われることは分かっている。
それを受け入れるほど私はまだ強くなかったのである。

もう1つは"母"のことだった。
"母にとっての幸せとはなんだろうか?"
ずーと考えたが答えが出ない。
そしてずーと頭から離れず仕事にならんのだ。

故に今日は布団の中でずーと考えていた。
答え。。。でるわけもない。
だからタブーを犯した。
直接母に聞くことである。
まさにタブー。ふつうはやらんだろう。
でもココまで来たのだ。後はお互いにお互いの幸せを願っていいはずだ。

私 :「正直。。。おかんはあと何年もつと自分では思っている?」
母 :「!?は!?バカじゃない!そんなこと私に聞くの?」
私 :「・・・・うん」
母 :しばらく沈黙
  :「そんなの私にもわからないよ」
私 :「そりゃそうだ。」
母 :「ただ・・・離婚してから5年だろうな・・・って思ってた」
私 :「おぉ、そうや。俺は3年と思っていたぞ」
母 :「バカ!」
私 :「では、質問を変えよう。今の自分をどこまで把握しているのか?」
母 :「?あなた何か読んだのね?」
私 :「いいから。どこまで把握しているのか?」
母 :「・・・・あとは頭がおかしくなって・・・終わり」
私 :「なるほど。」

本当は次に「では何をしたい?」と聞きたかった。

母 :「私はね、兄の娘が入学式を迎えて、今お腹の中にいる赤ちゃんが」 
   「私のことをおばあちゃんとわかってくれるまでは生きたい」
   「そして、あなたの結婚式まで見たい」
私 :「俺の結婚式は無理だな。今の状況じゃ(笑)」
母 :「私は51。でも還暦までは生きれないと思っているよ」

私 :「しっかしこの1年よく耐えたね」
母 :「それはあなたでしょ?」
私 :「いやいや、目のまで起こる変化によく耐えたね」
母 :「・・・あたりまえでしょ?私のせいなんだから」
  :「この1年だけは私は死ぬわけにはいかない。その決意だけだった」
  :「私自身が経験したことだから。」
私 :「ありがとう。」
母 :「いえいえい。あなたこそよく耐えたね」


母はところどころ声を詰まらせていた。
自分の考えを話すことがあるなんて思っていなかったのだろう。

私は「母の幸せってなんだろう」って思っていた。
母は「あなたの幸せは私・・・つまり邪魔者がいなくなることよ」

お互いがお互いの幸せを願っていた。でもココを共有できなければ
お互いの幸せは思うだけであって実現しない。

母の幸せは私の考えではなく母の口から聞くことができた。

うん。これが母の幸せの答えなのだ。
いくら自分が考えても、予想はできてもそれは答えではない。

よし。1つ解決できたよ。

今日はゆっくり寝れそうだ。

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