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ご無沙汰だね。
合コン行ったあとからの話をしていないね。
相方とは、
あれからちょこちょこメールや電話ができるようになってきた。
私からはメールをしていない。
いや、自慢するわけじゃなくて、
相方のペースに合わせたいのだ。
前からそうだった。
相方のペースは私のペースに比べて格段にゆっくりしている。
それだけじっくり時間をかけて考えている証拠なんだ。
私は決断するのが早い。だからじっと待つんだ。
メール、そりゃしたいさ。でも相手のペースに合わせる。
合コンに行ったこと。正直話した。
というかばれた。
でも行かない事を学んだと最後は伝えた。
どこまで信じてもらえるかわからないけどね。
そんなこんなで時間は過ぎていくが、大きな転機が訪れる。
「ツレがウツになりまして。」
という映画が公開されたのだ。
私自身すごく興味があった。
どこまでウツを再現できているのかが気になっていたのだ。
それは、
相方にとっても同じだったようで、相方は公開されるやいなや即映画を見に行った。
そして見に行ったことを私に自慢げに話してくれた。
興味がないのであれば、見に行くはずがない。
ウツそのものを改めて見ようと思わないはずなんだ。
でもその映画を相方は見た。私は見ていないのに、
それを分かっているのに内容を話し始める相方。(笑)
そして別の日に私も見に行った。
ツレウツ。ものの見事にウツを再現できていた。
少しこの場で紹介しよう。
①旦那が会社からの電話に出ないシーン
薬局で薬を待っているときに会社からの電話が鳴るシーン。
旦那はびくっ!として携帯を見る。そして出なかった。
私も仕事において携帯が鳴るがとらない事が多かった。
そして時間をおいて勇気を振り絞って折り返しをした。
電話をとるぐらい、そして折り返しするぐらい
なんとこないやん!そう思われるだろうが、
そんな理屈は通用しない。私は電話に出なくなった。
②旦那が通勤途中トイレで吐くシーン。
私は朝会社に行って朝礼後すぐトイレにこもった時期があった。
そう、同じように吐き気がものすごいのだ。
だからといってはくわけではなくつばばかりでる。
だがいっこうに収まらない。
便器に顔をうずくめてオエオエ言っていたよ。
途中誰か入ってきたら我慢する。要はばれたくなかったのだ。
③旦那が湯の入っていないお風呂で体操すわりで入るシーン。
これは私は会社の会議室だった。
使われていない時間の会議室に私はときおりこもった。
1時間or2時間、横になっていたのだ。
会議用机(3人用)にずでーんと横になった。
いつまでこんなことがつづくのかよ、、、と思いながら。
④旦那が大好きな料理ができずに泣くシーン。
仕事において最も簡単な仕事内容がある。
私はそれすらできずにいた。
できない事を上司に怒られた。
その時私は上司の目の前で大泣きをした。
「自分がウツなのは理解できている」
「ただ、こうやって怒られていると、自分には何もできない」
「こんな簡単な仕事すらできない」
「いよいよ、そこまで来てるんだなと改めて思うと」
「自分が情けなく、そして悔しいです。」
涙を流したよ。
⑤布団から出られないシーン。
私は会社を休むことが多くなった。
一日布団から出ない事もあった。
⑥出された料理を食べないシーン。
べらぼうに食欲が減る。
朝はいつも軽食(パン)なのだがそれすら入らなくなったから
コーンフレークに変わった。
昼はコンビニに行くのも面倒だった。故に食べない日が続く。
慌てた母が毎日おにぎりを作ってくれた、すぐに食べられるようにと。
それがだんだん拡張して、
ゼリー、野菜ジュース、チョコレート、オニギリという風に
一種の弁当みたいな形で母持たせてくれた。
私はそのおにぎりを食べながら泣いた。
そこまでしてもらっている母にありがたさを感じたのだ。
どこまで続くかわからないこのウツの波。
でもいつまでもおにぎりを作ってくれる。そんな気がしたのだ。
すまない。。そう思いながら泣きながらおにぎりを口にした。
⑦旦那がカメを買いたがるシーン。
これは母にあてはまる。
当時私の家にはグッピーがいた。
夏も冬も母はこのグッピーをしなないように懸命に育てた。
きっと私の姿と合わせたのだろう。
またこの時相方はタンポポと育て始めた。
これが咲くころには私が治っているだろう。。。
そういう祈りも込めたんじゃないだろうか。
⑧旦那が電車の中で妻の温かさに触れた泣くシーン。
ちょうど私の誕生日が過ぎたころ、私は相方を見たくなかった。
相方からの電話、メール全て無視した。そして数日たったころ
「もう、そっとしといてくれ」
というそっけないメールをした。それに対して返ってきたのが
「何度もメールと電話してしまってごめんなさい」
「あなたのこと考えずに、わかってやれずにごめんなさい。」
「落ち着いたらメールください」
私は何回も無視したのだ。だから相方は怒っても仕方がない内容だった。
だけど返ってきたメールは怒りなど何も入っていなかった。
私はこの内容を見て泣いた。
「やさしいんだな、お前は。この状況、いつまで待てるか?」
私は続けてメールした。そしたら、
「ずっと待つよ。あなたがメールくれるまで、落ち着くまで待つよ」
という返事が返ってきた。相方は冷たく接した私に対してとても温かかった。
泣いたね。温かすぎて。
⑨医者から日記を書くように勧められるシーン。
私も日記を書こうと思った。
だからココに少し書き始めた。
ただ、1月ぐらいで日記を書くのをやめた。
面倒だったのだ、何もやる気にならないのにブログなんてかけっこない。
映画のようにノートに鉛筆で書く方法の方が続いたのかもしれない。
⑩旦那が屋上でボーとするシーン
私は仕事中外に出てボーとすることが多くなった。
⑪冬は季節は良く寝るシーン。
そのとおり。眠気がありえないほど襲ってくる。
おそらく薬のせいもあると思うが。
私は朝が起きれなかった。
ただでさえ布団から出にくいのに、寒さがそれを倍増させてしまう。
だから私は起きる30分前にエアコンのタイマーをかけた。
これでなんとか布団を出れるようになった。
今度は仕事場に行く運転中。ものすごい眠気に襲われる。
私は眠りながら運転をした。よく覚えている。それも毎日だ。
恐ろしいものだったよ。今にして思えば。
そして仕事中もねむねむであり、家に帰ってもねむねむである。
⑫旦那が家に帰ってすぐ横になるシーン。
ご飯よりもお風呂よりもただただ横になりたかった。
私もスーツを着たまま部屋に入るなりベッドに横たわった。
からだがきつかったのである。
⑬体の調子が天気に左右されるシーン。
雨の日、とくに気分が晴れない。雨の日ほど会社に行きたくなくなる。
⑭仕事場の環境変化。
映画ではリストラにより人数が減って仕事が増えたとあるが、
私の仕事場の環境変化は組織変更だった。
ただでさえ、治療中でどうなるかわからない状況。
当時の上司は理解してもらっていた。
だけど新しい上司には理解してもらえるだろうか。
このチームの人たちには理解してもらえるだろうか。
その不安がウツへの加速燃料となってしまったよ。
⑮ウツの薬が減って喜ぶシーン
おぉ。それもう嬉しい限りだね。
ウツが改善しているという目に見える証拠だから
⑯ウツの経験をみんなに話したくなるシーン。
映画のように講演とまではいかないとしても、
この経験を伝えたくなる。
それはウツになった原因よりも
ウツになった意味を知ったからである。
もともと得体のしれない病気。
だから同じように苦しんでいる人に伝えたいんだ。
改善できた時の新しい発見と喜びと。
私はこのウツの経験を通して"箱"という
概念を覚えた。
これは次の機会に紹介しようと思う。
ざっと挙げただけで16項目。
いや、映画をみて覚えているのが16項目かな。
もう一回見直せばまた該当箇所が増えると思うが
それはこのDVDが出てからにしよう。
さて、本題に戻り、
このツレウツを見た相方がメールをしてきた。
相方:「ツレウツ見たよ。ごめんね・・・わかってあげられなくて」
:「でも・・・私は去年はあれ以上のことはできなかったよ」
私 :「うんうん。あなたは頑張った、だって耐えたじゃないか」
相方:「だって・・・・」
ココでメールが止まり、電話がかかってきた。
1時間ぐらい話したかな。私はまだツレウツを見ていない。
だから相方がどんな内容を見て「ごめんね」と言っているか
わからなかった。
翌週私は1人で映画を見に行った。
相方がごめんねという意味がわかった。
それほどツレウツは完成度が高かった。
そして私は相方にメールをした。
私 :「ツレウツ見たよ、面白かったよ!!」
相方:「だよねー宮崎あおいかわいかったよね~」
私 :「かわいいのもそうだけど、なによりたくましかったな」
相方:「・・・私はたくましくなかったねーー。。。」
私 :「おいおい、何言ってるんだい?」
:「あなただってたくましかったじゃないか!」
:「だって、耐えたじゃないか!!」
:「そもそも、この映画には何か足らないと思わなかったかい?」
相方:「?足りないものって何?」
ココまではメール。その後相方から電話がかかってきた
相方:「ねぇねぇ、教えなさいよ。足りないものって何?」
私 :「気付かなかったか?」
:「この映画の中にはウツ本人の事は鮮明に再現できているが」
:「ウツの周りの人の事は再現できていない」
:「宮崎あおいが役する妻役に」
:「あなたが体験した、あの時の悩み、困惑、不安等々がなかったろ?」
相方:「・・・・うん。でもあの時の悩みとかってよく覚えていない」
私 :「そうとう悩ませてしまってたんだね。」
:「あんな悩み消えてしまった方がいいよ。」
:「んでもってウツの中で一番最悪なのがウツ本人の自殺ね」
:「んで、次に危ないのがウツがウツるってこと」
:「あなたはこのウツがウツるということはなんとか耐えたじゃない」
:「だからたくましい。終わった後から見たらたくましいのさ」
相方:「ふーん。。。」
現にそうなのだ。
このツレウツにはウツがウツるというところは
再現できていない。
ツレが目の前で変わっていく様を見なければならない嫁。
その嫁が平常心を保てるはずがないのが現実。
だけどこの映画の中ではたくましい嫁の姿が描かれえいる。
確かにこの姿は理想。
だけど現実はそうはいかない。最悪ウツがウツを呼び寄せ
両者ウツから逃げるように離婚。
そして離婚は膨大なストレスを与えることを忘れてはならない。
その結果両者体調を崩し気付けば二人ともベットの上。
そう、どこかで聞いた話につながる。
それを避けた相方。だからほめてあげたい。よく耐えたと。
ツレウツの最後でもあったように、
ウツとは新しい自分を発見できるきっかけである。
それは長い闇。でも開けたら素晴らしい未来が待っている。
そのことは伝えていきたいね。
ウツを経験した1人として。
合コン行ったあとからの話をしていないね。
相方とは、
あれからちょこちょこメールや電話ができるようになってきた。
私からはメールをしていない。
いや、自慢するわけじゃなくて、
相方のペースに合わせたいのだ。
前からそうだった。
相方のペースは私のペースに比べて格段にゆっくりしている。
それだけじっくり時間をかけて考えている証拠なんだ。
私は決断するのが早い。だからじっと待つんだ。
メール、そりゃしたいさ。でも相手のペースに合わせる。
合コンに行ったこと。正直話した。
というかばれた。
でも行かない事を学んだと最後は伝えた。
どこまで信じてもらえるかわからないけどね。
そんなこんなで時間は過ぎていくが、大きな転機が訪れる。
「ツレがウツになりまして。」
という映画が公開されたのだ。
私自身すごく興味があった。
どこまでウツを再現できているのかが気になっていたのだ。
それは、
相方にとっても同じだったようで、相方は公開されるやいなや即映画を見に行った。
そして見に行ったことを私に自慢げに話してくれた。
興味がないのであれば、見に行くはずがない。
ウツそのものを改めて見ようと思わないはずなんだ。
でもその映画を相方は見た。私は見ていないのに、
それを分かっているのに内容を話し始める相方。(笑)
そして別の日に私も見に行った。
ツレウツ。ものの見事にウツを再現できていた。
少しこの場で紹介しよう。
①旦那が会社からの電話に出ないシーン
薬局で薬を待っているときに会社からの電話が鳴るシーン。
旦那はびくっ!として携帯を見る。そして出なかった。
私も仕事において携帯が鳴るがとらない事が多かった。
そして時間をおいて勇気を振り絞って折り返しをした。
電話をとるぐらい、そして折り返しするぐらい
なんとこないやん!そう思われるだろうが、
そんな理屈は通用しない。私は電話に出なくなった。
②旦那が通勤途中トイレで吐くシーン。
私は朝会社に行って朝礼後すぐトイレにこもった時期があった。
そう、同じように吐き気がものすごいのだ。
だからといってはくわけではなくつばばかりでる。
だがいっこうに収まらない。
便器に顔をうずくめてオエオエ言っていたよ。
途中誰か入ってきたら我慢する。要はばれたくなかったのだ。
③旦那が湯の入っていないお風呂で体操すわりで入るシーン。
これは私は会社の会議室だった。
使われていない時間の会議室に私はときおりこもった。
1時間or2時間、横になっていたのだ。
会議用机(3人用)にずでーんと横になった。
いつまでこんなことがつづくのかよ、、、と思いながら。
④旦那が大好きな料理ができずに泣くシーン。
仕事において最も簡単な仕事内容がある。
私はそれすらできずにいた。
できない事を上司に怒られた。
その時私は上司の目の前で大泣きをした。
「自分がウツなのは理解できている」
「ただ、こうやって怒られていると、自分には何もできない」
「こんな簡単な仕事すらできない」
「いよいよ、そこまで来てるんだなと改めて思うと」
「自分が情けなく、そして悔しいです。」
涙を流したよ。
⑤布団から出られないシーン。
私は会社を休むことが多くなった。
一日布団から出ない事もあった。
⑥出された料理を食べないシーン。
べらぼうに食欲が減る。
朝はいつも軽食(パン)なのだがそれすら入らなくなったから
コーンフレークに変わった。
昼はコンビニに行くのも面倒だった。故に食べない日が続く。
慌てた母が毎日おにぎりを作ってくれた、すぐに食べられるようにと。
それがだんだん拡張して、
ゼリー、野菜ジュース、チョコレート、オニギリという風に
一種の弁当みたいな形で母持たせてくれた。
私はそのおにぎりを食べながら泣いた。
そこまでしてもらっている母にありがたさを感じたのだ。
どこまで続くかわからないこのウツの波。
でもいつまでもおにぎりを作ってくれる。そんな気がしたのだ。
すまない。。そう思いながら泣きながらおにぎりを口にした。
⑦旦那がカメを買いたがるシーン。
これは母にあてはまる。
当時私の家にはグッピーがいた。
夏も冬も母はこのグッピーをしなないように懸命に育てた。
きっと私の姿と合わせたのだろう。
またこの時相方はタンポポと育て始めた。
これが咲くころには私が治っているだろう。。。
そういう祈りも込めたんじゃないだろうか。
⑧旦那が電車の中で妻の温かさに触れた泣くシーン。
ちょうど私の誕生日が過ぎたころ、私は相方を見たくなかった。
相方からの電話、メール全て無視した。そして数日たったころ
「もう、そっとしといてくれ」
というそっけないメールをした。それに対して返ってきたのが
「何度もメールと電話してしまってごめんなさい」
「あなたのこと考えずに、わかってやれずにごめんなさい。」
「落ち着いたらメールください」
私は何回も無視したのだ。だから相方は怒っても仕方がない内容だった。
だけど返ってきたメールは怒りなど何も入っていなかった。
私はこの内容を見て泣いた。
「やさしいんだな、お前は。この状況、いつまで待てるか?」
私は続けてメールした。そしたら、
「ずっと待つよ。あなたがメールくれるまで、落ち着くまで待つよ」
という返事が返ってきた。相方は冷たく接した私に対してとても温かかった。
泣いたね。温かすぎて。
⑨医者から日記を書くように勧められるシーン。
私も日記を書こうと思った。
だからココに少し書き始めた。
ただ、1月ぐらいで日記を書くのをやめた。
面倒だったのだ、何もやる気にならないのにブログなんてかけっこない。
映画のようにノートに鉛筆で書く方法の方が続いたのかもしれない。
⑩旦那が屋上でボーとするシーン
私は仕事中外に出てボーとすることが多くなった。
⑪冬は季節は良く寝るシーン。
そのとおり。眠気がありえないほど襲ってくる。
おそらく薬のせいもあると思うが。
私は朝が起きれなかった。
ただでさえ布団から出にくいのに、寒さがそれを倍増させてしまう。
だから私は起きる30分前にエアコンのタイマーをかけた。
これでなんとか布団を出れるようになった。
今度は仕事場に行く運転中。ものすごい眠気に襲われる。
私は眠りながら運転をした。よく覚えている。それも毎日だ。
恐ろしいものだったよ。今にして思えば。
そして仕事中もねむねむであり、家に帰ってもねむねむである。
⑫旦那が家に帰ってすぐ横になるシーン。
ご飯よりもお風呂よりもただただ横になりたかった。
私もスーツを着たまま部屋に入るなりベッドに横たわった。
からだがきつかったのである。
⑬体の調子が天気に左右されるシーン。
雨の日、とくに気分が晴れない。雨の日ほど会社に行きたくなくなる。
⑭仕事場の環境変化。
映画ではリストラにより人数が減って仕事が増えたとあるが、
私の仕事場の環境変化は組織変更だった。
ただでさえ、治療中でどうなるかわからない状況。
当時の上司は理解してもらっていた。
だけど新しい上司には理解してもらえるだろうか。
このチームの人たちには理解してもらえるだろうか。
その不安がウツへの加速燃料となってしまったよ。
⑮ウツの薬が減って喜ぶシーン
おぉ。それもう嬉しい限りだね。
ウツが改善しているという目に見える証拠だから
⑯ウツの経験をみんなに話したくなるシーン。
映画のように講演とまではいかないとしても、
この経験を伝えたくなる。
それはウツになった原因よりも
ウツになった意味を知ったからである。
もともと得体のしれない病気。
だから同じように苦しんでいる人に伝えたいんだ。
改善できた時の新しい発見と喜びと。
私はこのウツの経験を通して"箱"という
概念を覚えた。
これは次の機会に紹介しようと思う。
ざっと挙げただけで16項目。
いや、映画をみて覚えているのが16項目かな。
もう一回見直せばまた該当箇所が増えると思うが
それはこのDVDが出てからにしよう。
さて、本題に戻り、
このツレウツを見た相方がメールをしてきた。
相方:「ツレウツ見たよ。ごめんね・・・わかってあげられなくて」
:「でも・・・私は去年はあれ以上のことはできなかったよ」
私 :「うんうん。あなたは頑張った、だって耐えたじゃないか」
相方:「だって・・・・」
ココでメールが止まり、電話がかかってきた。
1時間ぐらい話したかな。私はまだツレウツを見ていない。
だから相方がどんな内容を見て「ごめんね」と言っているか
わからなかった。
翌週私は1人で映画を見に行った。
相方がごめんねという意味がわかった。
それほどツレウツは完成度が高かった。
そして私は相方にメールをした。
私 :「ツレウツ見たよ、面白かったよ!!」
相方:「だよねー宮崎あおいかわいかったよね~」
私 :「かわいいのもそうだけど、なによりたくましかったな」
相方:「・・・私はたくましくなかったねーー。。。」
私 :「おいおい、何言ってるんだい?」
:「あなただってたくましかったじゃないか!」
:「だって、耐えたじゃないか!!」
:「そもそも、この映画には何か足らないと思わなかったかい?」
相方:「?足りないものって何?」
ココまではメール。その後相方から電話がかかってきた
相方:「ねぇねぇ、教えなさいよ。足りないものって何?」
私 :「気付かなかったか?」
:「この映画の中にはウツ本人の事は鮮明に再現できているが」
:「ウツの周りの人の事は再現できていない」
:「宮崎あおいが役する妻役に」
:「あなたが体験した、あの時の悩み、困惑、不安等々がなかったろ?」
相方:「・・・・うん。でもあの時の悩みとかってよく覚えていない」
私 :「そうとう悩ませてしまってたんだね。」
:「あんな悩み消えてしまった方がいいよ。」
:「んでもってウツの中で一番最悪なのがウツ本人の自殺ね」
:「んで、次に危ないのがウツがウツるってこと」
:「あなたはこのウツがウツるということはなんとか耐えたじゃない」
:「だからたくましい。終わった後から見たらたくましいのさ」
相方:「ふーん。。。」
現にそうなのだ。
このツレウツにはウツがウツるというところは
再現できていない。
ツレが目の前で変わっていく様を見なければならない嫁。
その嫁が平常心を保てるはずがないのが現実。
だけどこの映画の中ではたくましい嫁の姿が描かれえいる。
確かにこの姿は理想。
だけど現実はそうはいかない。最悪ウツがウツを呼び寄せ
両者ウツから逃げるように離婚。
そして離婚は膨大なストレスを与えることを忘れてはならない。
その結果両者体調を崩し気付けば二人ともベットの上。
そう、どこかで聞いた話につながる。
それを避けた相方。だからほめてあげたい。よく耐えたと。
ツレウツの最後でもあったように、
ウツとは新しい自分を発見できるきっかけである。
それは長い闇。でも開けたら素晴らしい未来が待っている。
そのことは伝えていきたいね。
ウツを経験した1人として。
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