羽ばたき振戦

2013年3月27日 第4章
さーて、平日のこの時間にこの日記を書くのは
ほとんどありません。
だっていつもだったらおねむの時間ですから。
ただ、今日はどうしてもここに書いておきたいことがあります。

来ましたよ、この時が。
母の記憶障害、肝性脳症が急激に悪化しました。

少し詳しく書きます。

前回相方とディズニーに入った話をしました。
そのお土産を持って相方と2人で兄宅に遊びに行きました。
その時母も居てにぎやかに話ができたのですが、
翌日母入院しました。
急なことで私もびっくりした次第だし、
当の本人もびっくり。

さて、いつもの入院なら問題ないのですが、
今回は大きく違います。

入院2日目、兄が医者から
「お母さんのことでお話したいことがあります」
と電話があり、兄が一人で医者と会いました。

・・・・・・

医者:「お母さんの容体が著しく悪いです」
---省略----
兄 :「あとどれぐらいもつのですか?」
医者:「一年は間違いなく持ちません」

あまりに大きな宣告。
でも予想していた宣告。
この宣告を兄一人で聞かせてしまったのが
心苦しくさえ感じます。

そしてその5日後の今日。
2回目の医者からの呼び出し。
まさか1週間に2回も呼び出される兄。
------------------------------------------------------------------
医者:「正直、和らげることしかできません」
医者:「覚悟してください」
------------------------------------------------------------------

先ほどこの報告を受けながら
電話越しで兄は泣いていました。

兄:「すまん、これ以上はなすを俺泣くからここでいったん切るね」

兄が泣くのはそんなにない。
その兄が泣いていた。
私もつられて涙が出てしまった。

もう少し詳しく書いておこう。

3日前は普通に会話ができていた母。

母:「退院したらプールにでも行って歩きたいわ」

なんて話していたのに、
昨日になって事態が急変しています。

母は「モノが無くなった」と病院内をウロウロするようになったのです。
このモノというのは、はさみだったり、携帯だったり、しているようです。

しかしどれも枕元にあります。
そしてウロウロしているうちに
自分が何を探していたのかさえ忘れてしまい、
それでも何かを探すという行為はやめません。

わかりやすく言えば認知症の一種。
詳しく言えば肝性脳症の一種。

こんなこと今までにありません。

あーですます口調面倒だから、ため口で行くね。

肝機能によりアンモニアが解毒できず、
それが脳にまわるという症状。

今までにその傾向はあった。ただ軽かった。
けれど、今回のは軽いというものではない。

医者がいうには肝性脳症のうち5段階の内2段階ということ。
そこでもう一度医者の言葉。

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医者:「正直、和らげることしかできません」
医者:「覚悟してください」
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これはとてつも思い言葉である。
はたして半年さえ持つのか?

明日とりあえず病院に行ってくるよ。

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